京都の花街の1つ・上七軒を歩く
北野天満宮に初詣した後、近くの花街「上七軒」を歩きました。
京都の花街は、かつては「六花街」ありました。我が国最初の官許の廓であった島原をはじめ、上七軒・祇園甲部・祇園東・先斗町・宮川町でしたが、島原が茶屋営業が無くなって、「五花街」になりました。その中で最も古いのが、この「上七軒」です。
室町時代の北野天満宮修造の際、用材で七軒の茶屋を建てたのが始まりです。天正15年(1587)、豊臣秀吉の北野大茶湯の時、休憩所となりました。
奥に、天神さんの東門が見えます。そこから真っ直ぐ東の方向に進んだ一帯が、上七軒です。今出川通にまで達しています。道の両側に、お茶屋さんや飲食店などが並んでいます。
そんな中で、一番大きいのが、ここ「中里」さんです。
上七軒一帯は、ちょっと横丁に入っても、情緒のある家々が見られます。
こちらは、所謂「検番」です。表通りではなく、横丁に入ったところにあります。
こちらも表通りではありません。
こちらも、そうです。この様に、この一帯は古民家が建ち並んでいて、独特の雰囲気を醸し出しています。そのため、京都市によって「上京北野界わい景観整備地区」に指定されています。
表通りは車も通るし、人の往来も多いのですが、一歩横丁に入ると、車も殆ど通らず物静かな町並みに出合うことが出来ます。
「北野おどり」が催される「上七軒歌舞練場」の入口も、表通りではありません。
また、上七軒は天神さんとの関わりも深くて、色んな行事には上七軒の芸妓さんや舞妓さんが役割を果しておられます。
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